ズタズタ

_p1000001_13  美春の風邪のために走れない日が続いてリズムが狂うと、ギリギリで頑張っていた自分の体調も崩れてきて、先週はとうとう全く走れずに終わってしまいました。土曜の午後に3時間程一人で寝込ませてもらうと何とか回復してきたので、日曜はなんとか20キロのJOGができました。美春の風邪はほぼ治ってきましたが、今度は指の怪我の通院で時間をとられていて、なかなか思うようにはいきません。トレーニングが思うようにいかなくて凹んでいる上に、最近は特に美春の無茶苦茶ぶりに悩まされていて、か弱い神経がズタズタです。
 先日はスーパーで激しく抵抗してカートに乗せられない美春を仕方なく手を繋いで「その代わりにおとなしくするように」と言い聞かせて買い物していたところ、案の定手を振り払って逃げて走り出したので、捕まえようとしたところ、品の良さそうな老婆がやってきて、「子供を無責任に放ったらかしにして、他人に迷惑かけてどういうつもりかしら。これだからよい子が育たないのよ。親のせいよ。」と大きな声で演説をぶたれました。私の目を見ないで演説をぶつあたり、ちょっと通じにくい方にも見えたのですが、状況的に美春が店内を走り出して、店や他のお客に迷惑をかけそうだったのは事実なので、謝罪してすぐに暴れて泣き叫ぶ美春をカートに乗せて買い物を続行しましたが、店内でずっと叫びっぱなしでした。あからさまにこんなことを言われることは滅多にないにしても、スーパーや病院、公園、公共施設など、どこへ連れて行っても必ず白い目で見られることになります。
 どんなに退屈しないように話しかけたり本を読んだりしてやってもだめ。相手をしてくれる方も結構いますが、数分が限度。段々カバンの中を探ったり、携帯を奪い取ったり、顔を叩いてみたりとエスカレートしていくので、仕舞いには嫌がられてしまいます。
 今日も少しでも待ち時間が少なくて済むようにと早めに出掛けた整形外科で、やっぱり長時間待たなくてはいけなくて、雨で外へも逃げ出せず、なんとか他の大勢のお年寄りに迷惑をかけないようにと、本を読んだり歩き回ったりして相手をしていましたが、そのうちお母さんのリハビリを終えて一緒に出てきた4歳位の男の子にひっついて、男の子が優しく撫でてくれるものだから、抱きついて離れなくなりました。言葉から外国人であることがわかり、話しかけても通じないので私もニコニコして見ているしかなかったのですが、会計を終えて帰ろうとお母さんが近寄ると、邪魔されたくない美春はしゃがんだそのお母さんの顔をいきなりパチンと叩き、更にびっくりして私が謝って、美春を捕まえようとすると男の子の顔もパチンとやってしまいました。これにはさすがにそのお母さんも鬼の形相。平謝りしましたが、仏頂面で出て行ってしまいました。
 3歳位に見えるのに、躾も何もなっていない野生猿のような美春とその保育責任者である母親の私は、毎日こんな感じで、「出来損ないの非常識バカ親子」と嫌悪感を露にした世間様の厳しい視線を浴びています。美春本人はまださっぱりわからないようだから平気みたいですが、私は引きこもりになりそうです。かといって、家にいる間中の美春の攻撃も外での行いとは比較にならないほど滅茶苦茶・・・
 斉佑の時は、よその子がみんな困ったちゃんに見えましたが、今は美春以上の困ったちゃんには出会えません。